2016年の夏

今、住んでいる住居の裏には雑木林があります。

自然の少ない場所にある雑木林はまるで野生の王国。

狭い緑の中に、沢山の生き物がお住まいになってます。

 

カラスやスズメ、野良猫はお馴染みの連中ですが

リス、ハクビシン、ウグイスなど。

「こんな姿なの?」「こんな声なの?」って生き物が沢山。

室内にも、大きいクモやヤモリ、realpochi大の苦手のムカデ、ゲジゲジが入りこみます。

そ、そんな田舎ではない筈なんだけど…。ここは生き物天国。

 

今の季節の旬は、セミ。そして蚊。

大量のセミの鳴き声は、脳の中心に響きます。

酷く多い時は、コンサート会場を後にした時のように耳が遠くなります。

でも彼らにとって、今が最後の時間。精一杯鳴いて欲しいので我慢します。

 

許せないのは蚊。

「献血のつもりで」と血を提供しても、彼女らは恩を仇で返してきます。

毎年、愛猫とのお散歩中に蚊に食われる事はありましたが

この場所は生息数が多すぎるので、食われかたも半端じゃない。

腕も脚も、恥ずかしいほどの虫刺され痕。昭和の小学生に戻ったような有様。

 

そんな今年の夏の3種の神器は

キンカン、蚊取り線香、ビール

 

毎夜毎夜、蚊取り線香の煙の中

キンカンを彼方此方に塗りたくって

痛痒さに身もだえしつつ、ビールで喉を潤します。

 

パッとしない2016年の夏。

身体の虫刺され痕は、今年の夏の勲章です。

何の勲章か思い浮かびませんですが、来年は欲しくない。