心染入る蹄鉄の形

愛猫「なごみ」が最後まで

お世話になった獣医師さんからおくやみの手紙が届きました。

手紙と共にフォトフレームが同封されていました。

木枠のフレームに金属製の馬の蹄鉄が貼りついています。

先愛猫「ポタ」の治療をきっかけに、獣医師さんからは

その後に病院のロゴマーク作成や

外壁デザインの仕事依頼をいただき

仕事をする事で愛猫を失った哀しみを紛らわす事が出来た

と同時に次への1歩を踏み出すことが出来ました。

 

以降、蹄鉄の形は力を与えてくれる印です。

(競馬や馬の動きにハマった時期もあったりしてね…)

 

今回、再び失意に暮れる私の許へと届いた蹄鉄の形。

心へと強烈に響き、泣くことを止める事が出来ませんでした。

こんな素敵な贈り物に見合うお礼をするには。。と

「ヘッポコでも手作りですから!」と絵手紙を再び描きました。

 

なかなか形を描けず、写真を見ながら泣いて

毛の色や模様の位置を思い出しながら泣いて

「どう?これなら良い?」と写真へ話しかけて涙、涙、涙です。

 

毎日の仕事との気持ちの切り替えも困難で

遅々として進まない作業。

 

半月も経ち。。。

 

思えば彼女が亡くなった日から、その死を受け入れられず

心からの供養が出来ていなかった事に気が付きました。

描きながら

彼女と共にゆっくりと供養する時間を過ごしたんだと

 完成した絵を目にしながら、そんな気持ちになりました。

 

病院へ報告とお礼を伝えに行った帰り道。

ビールを飲みながら、1つの区切りを噛みしめました。