営業活動の醍醐味

学校仕事における来校する方への対応を私は「営業活動」と呼んでいます。それは今後の進路を検討する学生さんだったり同業者さんの見学であったり。

 

いずれにせよ営業活動は面倒だけれど、とても面白い。

自分の専門分野において来校した人達が見たり経験した後

満足して帰っていく相手の様子を見ると

普段、日常で業務として行ってきた事の成果を実感できます。

今週は営業が2つありました。

 

1つは、体験実習の参加者。

デジタル作画をしたいとの要望で急遽担当する事となりました。

画力ある。動かす事への視点もあるアニメーター向きな人でした。夏休み期間中もあり教室開放で作業をしていた学生と参加者が居合わせる中での実習。私と在学生との何気ないやり取りが功を奏しました。普段の学校生活での様子を垣間見れたのか和やかな時間の中で参加者は満足した様子で実習は終了。結果はたぶん良い方へと運ぶでしょう。。

 

2つ目は外国からの同業者。

ここ数年ずっと取り組み、作成し形にするための作業をし続けてきた教材の数々を目にした同業者は感嘆の声を上げながら食い入るように見ていきます。最後にはサインを求められたり、記念にと一緒に写真撮影をしたり。満足した様子で帰っていきました。

 

そんな反応を目の当たりにして報われた気持ちになりました。

経緯や経過、制作過程は色々とあったし未だ完成直前なのだけれど

形になったものを眺める人の反応を傍らで直に観る事が出来るのは

制作者としては1番のご褒美なんだ。。と改めて思う。

 

アニメの仕事の場合では作監や演出からの褒め言葉があっても制作を通じて聞いたり次回の話数のスケジュールを伝えられたりでしか、直の反応は受け取れません。

作打ちの時に前回の話数について話をする事はあるけれど互いに職業柄控えめなやり取りなので微妙。

あくまで大きく聞こえるのは制作さんを通しての話だし。

どこまで本当なのか。。

もはや疑心暗鬼。

 

だからリアルな反応を直に受け取ってしまう生業の人達は、故にその反応を糧として日々の努力と研鑽をしているのだ。。。と思い馳せる今日でした。そしてここ最近のプライベートでのリアル犬神を過ごした私には今週の営業活動は癒しの時間になりました。力を貰って回復。そして更に。。。。。明日。1番必要な力を得るために出かけます。行ってきます。